子供たちの1日

登園

子どもたちの元気な声と笑顔で、保育園の一日がはじまります。お子さんの体調や、連絡事項などを、この時にお聞きします。
大きい子が小さい子の手をひいて遊ぶ姿がこの時間よく見られます。

早寝・早起き・朝ごはん

0歳児から就学を見据えての生活習慣を特に大切にしていきます。

年齢別の遊び

身体的な発達に合わせて様々な遊びや環境を用意します。

6か月から1歳ごろ
言葉
  • 喃語への応答的な丁寧なかかわりの中で愛着関係を育みます。
  • ことばかけはゆっくり一語一語を丁寧に発音することを心掛けます。
  • くりかえしのある言葉に手ぶりや身振りを加えて行く事で言葉には意味がある事への気づきにつなげていきます。
    (手遊び・わらべ歌)
動き
  • 手や足を使って移動できる安全で清潔な環境の中で子ども自身がハイハイやつかまり立ちなどで移動を何回も繰り返しおこなえるようにする。
  • 子どもの身体のサイズに合わせた様々なものを用意し、つまんだり、握ったり、落としたり、たたいたり、転がしたりの活動を繰り返し行い物の感触やその動きに気づく。
    (ボール・玉落とし・ガラガラ・リングなど)
  • 物を動かすスピードを、子どもが追視できるスピードに合わせる事で動く物に興味を持てるようにする。
    (風船・シャボン玉・リボンなど)
1歳から1歳6か月ごろ
言葉
  • 意味のある言葉を話す。
    (マンマ・パパ・ブーブなど)
  • 物の名前がある事に気づき始め、興味を持ち指差しをする。
動き
  • 歩く・落とす・引く・押す・通す・はがす・移す・かける
    (フックにリング状の物をかけるなど)
  • さんぽ・玉落とし・押し車・引き車・リング通しなど
感覚
  • 形・色・音の違いに気づき始める。
  • 温度差がわかる。
    (冷たい・熱い・暖かい・涼しいなど)
  • 質感がわかる。
    (つるつる・ざらざらなど)
  • 味覚が発達し、好き嫌いが始まる。
    (なるべく自然素材の食材、手作りメニュー)
  • 積木あそび・打楽器や鈴などの単純な楽器あそび・鏡・日向ごっこ
1歳6か月ごろから2歳ごろ
言葉
  • 2語文を話すようになる。
    絵カード合わせ・絵と実物合わせ
動き
  • 小さいもの細いものをつまむ・落とす・たたく・運ぶ・通す・はめ込む・ねじる・貼る・引く
    (箱やボトルの中から毛糸や紐などを引き出す)
  • 細いチップ落とし・太鼓・トレイで積木やコップ運び・はめ込み図形・ピンセットでスポンジ運び・容器の蓋開閉・シールのマス目貼りなど
感覚
  • 同じ色・簡単な形がわかり、合わせたり、分類したりする。
    (3原色の色合わせ・同じ色集め・単純な形の分類、はめ込み)
  • 音楽に合わせてリズムを取り始める。
    (リズム体操・音程のある楽器に触れる)
2歳から3歳ごろ
言葉
  • 繰り返しのある物語絵本。過去未来・時の概念・反対語の理解が始まる。
動き
  • 拭く・絞る・洗う・巻く・ボタン大きめの者をとめる、はずす・縫う
  • 2歳までの動きがより高度になる。
    スポンジ、ふきんなどで机などを拭いたり、洗ったり、絞る、毛糸針で毛糸を直線縫いする
感覚
  • いろんな味や匂いを感じ分ける事が出来るが、言葉にするには難しい。
  • 色・形などの違いを認識し、それらを分類する。
    (色分け・小さい順・大きい順・短い順。長い順・形で分類)
  • 積木・自然物
    (石・野菜・棒・豆類など)
3歳から4歳ごろまで
言葉
  • 語彙が豊富になり、自分の思いを表現出来るようになる。
  • 文字を一文字づつ読もうとする。
  • 文字入り絵カード遊び
  • 50音表・文字積木・絵に会った文字探し・単語並べ
4歳から5歳まで
言葉
  • 話し言葉の完成
    しりとり・ことば集め「あ」の付くことば・なぞなぞ・早口言葉・劇あそび
  • 書き言葉
    すぐ消せるホワイトボードに書く
5歳から6歳まで
言葉
  • 話し言葉
    いろんな言葉がある事に気づき、場面に合わせて組み合わせて話す事が出来る。
  • 文を書く
    簡単な手紙・日記など
3歳から6歳まで
動き
  • 切る(長い線・曲線・複雑な形)・通す
    細かい穴のビーズをテグスに通す。
  • 貼る(シール・のりなど)・折る(1回折り・山折り・谷折りなど)
  • 結ぶ(紐結び・蝶結び)
  • ピンセットで小さい物をつかんで容器に移す
感覚
  • 視覚
    平面・立体など見る・触れる
  • 触覚
    様々な素材・温度・重さに触れる
  • 聴覚
    音の強さ・高低(音程のある楽器)
  • 味覚・嗅覚
    いろんな味・匂いがわかり、言葉で表現できる。
  • 菜園・クッキング・果物・野菜・草花など
お昼ごはん

月齢・年齢・発育・発達に添った栄養計算・栄養管理のもとに献立を考えます。
季節の食材を使ったメニューを取り入れ、個人差や食欲に応じた盛り付け、また、アレルギー体質等や体調に合わせた除去食を用意します。
離乳期はお子さんのペースに合わせた形態の食事の用意をする事で、無理なく普通食への移行を進めていきます。

お昼ね

一人ひとりの生活リズムによって睡眠時間は違いますし、お昼寝をしないお子さんもいます。
0歳児はお昼寝以外にも月齢や個人差に応じて一日に数回行います。

おやつ・お迎えまで

手作りおやつを取り入れ、それ以外では自然食品のお菓子を用意します(お花見だんご・たまごサンド・クラッシュゼリー・人参ケーキ・ひとくちピザ・マカロニあべかわ・ミニお好み焼き)。
おやつを食べて、お迎えまでの間、好きな遊びをして待ちます。